初めましての人は初めまして
久しぶりの人はお久しぶりです
そしてお前誰だよ?という方へ
とりあえず「RLで作った切り絵をSLで出してます(出してました)」と話すと、なんとなく「あいつかー!」と通じるらしいアバター rio Trogloditeの中の人です。
毎年この時期になると開催される【Advent Calender】という企画に、今年初めて参加させていただいております。
Second Life という世界、そしてその世界を歩くアバターについては、ユーザー一人一人のそれぞれの思いがあり、良いか悪いかは個人の見解に委ねるとして、複数のアバターを持つ人、今使っているアバターを手塩にかけて育てている人・・・などなど十人十色の生き様に・・・気がつけば9年以上触れ合わせていただいてます。
私のアバターは今でこそ、今年いちばんの話題になったであろう「BENTO」の頭にMeshBodyになっていますが、実はクラシックアバターと言われるアバターとBENTOの間にあったMesh頭を一度も体験しないままBENTOデビューをしております。
SLを初めて3ヶ月後に日本人アバターのスキンとシェイプを手に入れてから約9年、髪型・目の変化はありましたが、体型もスキンもほぼ変化なしのまま、今年の1月まで使い続けておりました。
変えようと思ったことは何度もあったのですが、正直自分にしっくりくるスキンやシェイプに出会えなかったということや、途中RL多忙のため自分のアバターにじっくり向き合う機会も持てなかったことなど様々な要因が重なって、随分長い間同じ姿で闊歩していたのでした。
もちろんそれだけ使えば愛着もわいてくるものですが、BENTOで今まで出すことのできなかった動き、表情などが出せることへの魅力が上回ったのと、やっぱり流通している服などがすでにmesh body対応が大半を占めてきていることを考えてメタモルフォーゼ発動。
変えたばかりの時、それまでの私を知っている人達からかなり驚かれましたが、それでもすぐに「こちらの方がいい」と言っていただけたし、何より自分が今このアバターを気に入っているので、またしばらくこれでin worldを闊歩していきます。
さて。
アバターと中の人の性別ですが、どちらも女性です。
周りの女性ユーザーさん達は男性アバターを所持して、色々とSSやRPを楽しんでいらっしゃる方も多くいらっしゃいます。
私も「リオちゃんも男性アバ作ろうよ」と声をかけていただいたことがありましたが、とある理由からずっとお断りし続けておりました。
とある理由・・・よく聞くのは「自分が別の性別になりきるなんて無理だから」というものだと思いますが、私のは逆です。
実はSLを始める前、私はPBC(Play By Chatの略)のガチプレーヤーをしてまして、そこではユーザーが自分で作ったキャラとキャラ設定をベースになりきってチャットをしていくというものでした。まぁ、SLに興味を持ったのも・・・そのPBCサイトの管理人さんからの声かけだったんですけどね、そこは今回は割愛。
それまでの私は、性格的なものもありますが、成長過程の心の中に「男に生まれたかったな」という思いを持って生きてきた部分もあり、ぶっちゃけPBCで作った男性キャラを「演じる」のは実に容易いことだったのですね。
問題は・・・そこでその男性「キャラ」に本気の想いを寄せられたのですね、女性の「ユーザー」さんに。
その方は一切その男性キャラの中の人が女性だと思っていなかったようなので、私も最後まで一人の男性として彼女に接し、引いていただいたのですが。
この時の体験は結果、私の中に様々な思いを残すことになり、それらが解消しても二度と繰り返したくないということから、男性アバターは持たない、という自分ルールへと繋がっております。
そんな体験を経て飛び込んだSecond Lifeの世界は、それまで「言葉」で全ての世界を作り上げてきたことから180度一変した世界であり、またこれまで体験してきたゲームの世界が「誰かに作られた世界で、単に与えられるものを消化していくだけの世界」とは違い、紙一枚ですら自分で作ることができるという新鮮さにたちまち虜になりました。
その無限の可能性のあるデジタルの世界と3次元のPC前に座る生身の自分がいる世界を往復するには、心を乗せた肉体が必要。
アバターは画面の中に入っていけない自分の大切なもう一つの「体」であるため、自分が女性アバターであることにこだわっているのかもしれません。
この小さな体で持って闊歩し、自分の切り絵作品を携えながらデジタルとアナログの世界を往復することで、例えばパスポートを持たないといけない国の人と容易に出会い、話すことができる、作品を見てもらうことができる、逆に彼らの作り上げている世界に触れられることができたり、RLの日常生活での接点がなくても、ここで出会ったことで逆にRLへの繋がりへと広げることができることなどは、私にとってのSecond Lifeでの大きな魅力であることはずっと変わりません。
それゆえに、アバターも・・・理想を盛り込みつつ、でも日本人顔、自分の身長っぽい大きさってとこにこだわっているのですが、ここ最近はタイニーアバの魅力にも目覚め、時々小さく変身して飛び跳ねておりますので、どうぞ見かけたら・・・踏まずに遊んでもらえたら嬉しいです。
まとまりがない上にえらく長くなってしまいましたが、今まで語る機会のなかった思いなども含め、書かせていただきました。
今後もどうぞよろしくおつきあいくださいませ。
★アドベントカレンダー参加募集中★
毎年行っています、
セカンドライフについて語る
「SLアドベントカレンダー」。
どなたでも参加できます。
今年の非技術系は、「アバターについて」
文章がなくても自分の自慢アバターSSの
Flickr参加でもOKですので、
どうぞ気軽にご参加ください。
SL Advent calendar
技術系:
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非技術系:
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